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大逆転のモナコGP(・ω・)




ここ11年でポールシッターが10勝。

現代のF1マシンでは、この狭い市街地コースでのオーバーテイクはほとんど不可能。
ある意味、決勝は「おまけ」的な雰囲気もありつつ、ドライバーたちはスタートだけに集中しているように見えました。


ボッタス、この顔は間違いなく4~5人(ピー)ってるわ……






特に大きな混乱なくスタートした後はひたすら淡々とレースが流れまして
アロンソのリタイアという悲しい出来事はあったものの、この時点ではこのまま終わりかなーという感じも。


トップ3は予選の通り、ハミルトン、ロズベルグ、ベッテル。




10%差はデカすぎる…




GT500とGT300という速度差のある2クラスが混走するSUPER GTでは、常に抜きつ抜かれつ状態が続きます。
そこではこういった漁夫の利作戦(抜く方も抜かれる方も)が常套手段としてあるわけですが、18歳にして既にそのワザを駆使。

まずはチームメイトのサインツ、続いてボッタスを同じようにしてパス。


さらに前を行くグロージャンを射程圏に収めますが……





1コーナーで激しくクラッシュ。


これで今シーズンから導入されたVSC(バーチャルセーフティーカー)が初めて実施されることに。
しかしバリアの修復が思ったより手間取りそうだったためか、少し経った後に本物のセーフティーカーが入りました。


とはいえレースは残り15周。

今回は1ストップで十分走り切れることもあり、既にタイヤ交換を済ませている上位勢はピットインしないものと思われました。



が……





トップ快走中のハミルトンが謎のピットイン。


盛り上がり… ました? けどさすがにこれはちょっとあまりにも……



2位のロズベルグに対して25~26秒差をつけてたらしいんですけどね、ピットインする前。

モナコではピットインのロスタイムがだいたい18秒+静止時間なんで、そのまま前に出られるって考えたんでしょうけど
SC中のピットはいろいろとゴタゴタしますし、ピットインラップも通常より遅くなるので、あまりにリスキーな作戦。


というか完全に「いらんこと」でした。




23年前=1992年。





スーパーソフトタイヤを履いて猛追するかと思われたハミルトンからは、早々に「抜くのは不可能だ」の無線。


で、そのままフィニッシュ。
ロズベルグはアイルトン・セナ以来のモナコGP3連覇を達成しました。



まぁ シリーズを盛り上げる意味ではいいっちゃあいいコトなんですけど… さすがに同情します。


メルセデスもハミルトンも契約延長をまとめたばかりで、まさかこんなに早く真剣な話し合いをすることになるとは思わなかったでしょう。
マシンも財政状況も好調なチームにとっては、それこそ契約交渉よりもモメるんじゃないかという疑惑もあったりなかったり…




チャンピオン争いをしているドライバーがリスクを取れないのは理解できます。
でもやっぱり、プロのレーシングドライバーとしてはダメでしょう。




表彰台インタビューで、ありがちな「ちょっとKY発言」をするロズベルグ。
その隣で落ち込むハミルトン。

険悪な空気を感じたベッテルが「僕はハッピーだよ!」。


ベッテル、やっぱイイヤツだな( ・ω・)