maik20141130


【倉木麻衣×BARKS連載対談】第七回(2009~2010年)
「何か変化をしたい年だったんです」




今日で11月も終わり!?


早いすなぁ
年々早くなるってのは本当なんすなぁ

トシはとりたくないね( ノД`)



というわけで、こちらで記事にするのが遅くなりましたが15周年特別企画の対談も第7回。
2009~2010年っていうのは僕の中で倉木麻衣 第二の全盛期といえるような時期だったりします。


西室:10周年ということで、ライブもお祭り感覚だったんですね。その中のひとつとしてカバー曲もいいんじゃない?という話になった時に、今までも洋楽のカバーはやってきてるけど、普段みなさんが想像しないようなサプライズをすれば盛り上がるよね、と。


「夜桜お七」はまぁ やる側としては大変だったでしょうけど、見る側としてはオマケ的なモノで(笑

でも幕張2daysは良かったですね。
「key to my heart」をすげー楽しそうに歌ってたのが妙に記憶に残ってます。


個人的にはー…

2日間とも座席があまり良くなかったことと
1日目の夜に1人でコンビニに行く途中、某T氏一行と出くわしたのがなぜか異様に恥ずかしかった
っていう、ちょっとした残念ポイントもあったりなかったりだったりするわけですけども…


↑のリンク2つ、5年前の僕が書いたレポですけど今見たらちょー面白い。オレ若い
ご興味がありましたら、さらっとご覧くださいませ~(宣伝)


西室:この年は幕張メッセ2DAYSがあって、ホール・ツアー(<10th ANNIVERSARY MAI KURAKI LIVE TOUR 2009 "BEST">2009年7月25日~12月21日)があって、ツアー中にまた全然違うハロウィン・ライブがあって。今、何のライブをやっているのかわからなくなるという(笑)。


ってか ホールツアー長ぇ!!


そうなんですよね。
「Live Project 2014」もそうですけど、麻衣ちゃんってけっこう長丁場のツアーが多いんですよね。

だからというわけではないでしょうが、ツアー初日はものすごい探り探り感が出ちゃってたりするのがアレだったり…


特にハロウィン・ライブは、1年目よりも2年目のほうが、スタッフも私もさらにクオリティの高いものを作れたんじゃないかなと思います。達成感がハンパなくて、男性スタッフもうれしくて涙を流すぐらいだったので。


そうかな?(・ω・)


いやワタクシ的には断然、1年目の方が…
いややってるヒトたちがそう言うならそうなのかもしれませんけど……

2年目もスゴかったですし印象深いライブ… ただハロウィンという型にハマったコンセプトだけに焼き直し感が……


しかし今HHHL2010の映像を見ると、ホントにあの頃は浮かれ切ってたなぁ~と思います。
KOSEさんのバックアップもありましたし、使えるお金のケタが違いすぎましたねぇ







その後はというと、翌年起きた東日本大震災によって多くのヒトの価値観がそれまでとは全く違ったモノに…
そしてそれは大部分のアーティスト、もちろん麻衣ちゃんの活動にも影響を及ぼしていきます。


このあたりに関してはたぶん、次回の対談でハナシが出るでしょう( ・ω・)


倉木:私が音楽を発信する源になっているのは、ライブに来てくださる、私の歌を聴いてくださるファンのみなさんなんですね。だからその時その時、今感じているものをみなさんにお届けしたいという気持ちでやってこれたんだと思います。
ライブは、パワーとパワーを充電しあっているという感覚になるので、欠かせないものになってます。


割り切り囲い込み ですかね…


あるいは選択と集中?
なんか急に経済用語みたいですが…


世間的には全くそういうイメージはないかもしれませんが、「ライブアーティスト」の倉木麻衣。

僕が思うに、特にインターネット上だけに存在する「顔の見えない自称ファン」のご機嫌を取るのはもう、やめちゃいましょうと。
本当に大切にするべきはライブに来てくれる「顔の見えるファン」。というかそれだけがファン! 他は違う!

2009年よりも前からその傾向はあったにせよ、ちょうどこのあたりで完全にそういう方向性に決めたんだろうなと…



倉木麻衣のMai.K Diary : Thank You very much ☆

武道館、イキマース(・∀・)ノ



とにかくデビューが鮮烈だったんで、麻衣ファンって大なり小なり「倉木麻衣はこうあるべき!」みたいなのがあるんですよね。
それ自体は別に構わないと思いつつ、でもやっぱり何事もこじらせちゃいけないというか、こじらせちゃうヒトが多いんですよ麻衣ファン。


先日出演した「LIVE MONSTER」の中では「入り待ちのファンと濃厚に接し過ぎる」なんて笑いバナシになってましたけど
それにはそういう深い意味、積み重ねてきた歴史があるんだよ、ということをワタシは言いたい。


で、そのこれからの倉木麻衣はこういう感じで行きます宣言的な名曲「touch Me!」が生まれるわけで。


倉木:その頃の気持ちは、『touch Me!』というアルバムの曲によく出ていると思います。特に「touch Me!」という曲は――(中略)――でもここで自分の信じたものをリリースしてみて、手応えを感じられた時に、自分自身も変わっていけたというか、さらに一歩前に進めたということで、自分の転機になった1曲であり、アルバムでもあるので。私の中では『touch Me!』は大きいですね。


以上のようなことを念頭に置きつつ改めて「touch Me!」の歌詞を見ると、なんと過激なことか。
爆発しそうだった当時の倉木麻衣の感情がこれでもかってほど詰め込まれている、強烈なエネルギー弾ですね。



…はい。


というわけで2009~2010年は

■10周年イヤーを迎えてノリにノっていた倉木麻衣 第二の全盛期
■ファンとの接し方を含めた今後の活動方針において、大きく舵を切った時期




「倉木麻衣」が、だいぶ今のカタチに固まってきました(・ω・)