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メルセデス:遺恨の残る同士討ち (F1ベルギーGP)

ルイス・ハミルトン 「ロズベルグはわざとぶつけてきた」
ニコ・ロズベルグ、ハミルトンとの接触は「レーシングインシデントだった」

メルセデス、接触問題について「わざとだという発言には語弊がある」
メルセデス、ニコ・ロズベルグに厳罰を科す可能性を示唆

ルイス・ハミルトン 「ニコ・ロズベルグの走りは信頼できない」


「僕にははっきりわかっていたけど、ちょうどそれについてミーティングを終えたばかりだ。要するに、彼はわざとだったって言っている」とルイス・ハミルトンは述べた。

「わざとやったと言った。避けることはできたとね。『証明したくてやった』と。実は『証明するためだった』と言った。。信じられないのであれば、僕だけじゃなく、トト(ヴォルフ)、パディ(ロウ)や他の人たちにも聞いてみればいい。みんな彼に怒っている」

「聞いていて頭を殴られたような気分だった。何を証明したかったのかは彼に聞いてみてほしいよ」
レース後のミーティングについて聞かれたニコ・ロズベルグは「こういった状況になった後は話し合うことが大事だし、僕たちは話し合った。今回のようなこと が起きるとチームにとっては大量のポイントを失う。今日みたいなことが起こったことがが一番の問題だし、一番集中しなければならないところだ」とコメン ト。

「なので、もちろん、僕たちは話し合った。残念だけど、僕は詳細を話すつもりはない。そうすることが正しいと思わないからね。見直して、どうすれば前に進めるかを議論しなければならない」


エライことになってきましたなぁ(・ω・ )


ライバル同士の戦いがコース上だけに留まることはありえない。それがF1。
見てる側としてはオモシロイことこの上ないですが、メルセデスの上層部は胃に穴が空く思いでしょう。



ハミルトンはF1の中で最も人気があるドライバー。
ロズベルグは、そんなでもない。

今回そうだったように、これからロズベルグは表彰台に上がるたびに観客からブーイングを浴びせられるかもしれません。


メルセデスチームとしても、今回は100%ハミルトン側に付いているようです。
それはもちろん、ポイントを失った側をフォローしてやる気を失わせないようにという配慮もあるでしょうが…




でも


あえて言おう……







ずーーーっと前から!


ハミルトンのドライビングが気に食わない!!









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あるクルマが、クルマの半分より後ろの状態で隣にいて、自分がインサイドだった場合、それはこっちのレーシングラインだ。ご丁寧にもスペースを残すために大きく後退したりするなんて、こっちの仕事ではない」


おっしゃることは、まぁ わからんではない。
でも僕は今回の接触、ハミルトン側にも大いに責任があると思っています。

だって、別に後退する必要なんてないんです。
あとほんの少しだけ、ステアリングを内側に切り込むだけで良かった。

そうすれば接触することもありませんでしたし、もちろんそれでロズベルグに抜かれる心配もない。


ハミルトンが出てきたとき、競っている相手に微塵もスペースを残さない走り方に強い違和感を覚えました。
実際2007~8年頃には、中継の実況解説なんかでも「敬意に欠ける」なんて言われてたような?

明らかに、それまで僕が目にしてきたモノとは違いました。


それから数年経って、ペレスやマグヌッセンなど、今の若手ドライバーを見ればそれが当たり前になっていますが
やはり、本家本元はハミルトン。今年は圧倒的に速いマシンというのもあって、随所にそれが見られます。

非常に不愉快です。


一瞬の攻防ではありますが、例えるなら「参った」している相手の頭を踏みつけて「オレは凄いだろう」
と勝ち誇るかのような? あくまで感覚的なことではありますが、意味のないことをしているとしか思えないわけで。

さらにそれでいて、非常にリスキーな動きでもあるわけで。

だって、相手が避けなきゃ絶対当たるんですもん。


何を証明したかったのかは彼に聞いてみてほしいよ


彼は本当に「天然」なのでしょう。

ロズベルグの言っている意味がわからないレーシングドライバーがいるなんて、信じられません。



「オレが避けなければ当たるよ」


「オレはこれからも、絶対に避けないよ」



…です。たぶん、きっと、おそらくは。



改めて接触したシーンの映像を見ると、ロズベルグは一瞬、反射的に退こうとしています。
でもそこからまるで自分のに身体にムチを打ったかのように、再び前に進もうとしているように見えます。

これは覚悟を決めてきたんでしょうなぁ
ワールドチャンピオンを獲るため、最大の敵に真っ向から立ち向かう覚悟を。


もうチームメイトじゃない。

ドロドロした戦いがさらにエスカレートしていく予感( ゜∀゜)わくわく





P.S.

今回、ハミルトンは無線で何度も「もう(レースを)やめよう」とチームに言っていました。
その間、明らかにアクセルを緩めて、完全に手抜きをしていました。

ポイント獲得の望みが薄いレースで無駄にがんばって長い距離を走り、エンジンを酷使したくないということです。

理屈はわかりますが、しかし

これはプロのレーシングドライバーとして、絶対にやってはいけないことです!!!


タイヤバーストして下位に沈んだ後、世界中のハミルトンファンはそこからの怒涛の追い上げを期待したはずです。
ファステストラップを連発して、1点でもいいから獲得するために全力を尽くしてくれると思ったはずです。

あれはないよ…
あんなのが許されていいのか……


慈善活動で、重い病気の子供に会ったりとかしてますよね? ハミルトン。
90分のレース中、たかだか数10秒の差がついただけで諦めるような人間が、まさか「諦めるな」なんて言ってないでしょうね?

裏切ったのは誰だ?